サロン出店場所の近くに有名大手サロンがありますが出店しても大丈夫ですか?
よくその質問を受けます。
わたしは「大手サロンの調査をして差別化を図る方がいいですよ」と、答えることが多いです。
✔この記事をオススメな方
・サロン開業を考えている方
・都心でサロン出店を考えている方
・エステなどの美容系サロンの方
大手サロンの近くや都心部でのサロン出店の場合は差別化が図れないとサロン運営は難しくなります。

わたしこんな感じでサロンを出店しようかと考えています。
✔らくちゃんひとり(個人)サロン計画
・フェイシャルエステ
・平塚駅(神奈川県)
・駅から徒歩5分
・マンションの一室

サロンを出店する近くに大手サロンがありますが大丈夫でしょうか?

その大手サロンを詳しく調べましたか?

フェイシャルで有名サロンなので近くにある事は知っていますが詳しく調べていません。

「ターゲット層の調査」大手サロンの調査をみてはいかがでしょうか?

調査は大変そうなので辞めときます。

せっかくサロンです。成功させるためにも調べた方がいいですよ。
大手サロンはこんなこんな感じですよ。
✔これでも大手サロンに勝てますか?
・1店舗で広告費用70万円/毎月
・新規キャンペーン1,000円
・専門部署で広告を徹底管理
・1人で月300万円売り上げるベテランがいる
・スクールも運営しているので技術も高い
※これはあくまで一例です

広告費用70万円!!1人で300万円!!やっぱり大手(競合)サロンを調べてみます!

分かりやすく大手のサロンの状況も解説します。
わたしは15年間、美容関係の仕事をしていたので大手サロンの事情もよく知っております。

HapPy-Salon(ハッピーサロン)はサロン開業支援サイトです。新規集客方法やサロン運営を成功させる為の現場のリアルな情報配信をしております。

【ペンネーム】ひしょ太郎
【年齢】30代・美容業界15年
【業種】美容関係サロン
【関わった会社】約800社
【商品】広告関係/ポータルサイト/コンサル
この記事ではひとり(個人)サロンで出店を考えている場所に「大手サロンが近くにある場合はどうるべきか?」を書いています。
✔大手サロンの強み
広告費用をたくさん出している
専門部署で徹底管理している
・広報(マーケティング部署)
・現場責任者(エリアマネージャーや店長)
・教育部署(教育やスクール)
部署との連携
最強スタッフがいる
この記事を読むと大手サロンの近くにある場合はどうるべきか分かるようになります。
サロンの出店場所の近くに大手サロンがある場合はどうするべき?
大手サロンの調査をして「差別かを図れるサロン運営が出来たら」サロンの成功確率は上がる可能性は高くなります。
大手サロンの広告事情

大手サロンは毎月1店舗のサロンに70万の広告を出している会社もたくさんあります。
おなじお客様を大手サロンと取り合いになってもひとり(個人)サロンでは集客が難しくなる可能性が高いです。

集客が難しいとは?新規のお客様が来ないのでしょうか?

そうなりますね。費用をたくさんかければ可能ですが広告費用が増えると利益が少なくなります。
✔サロン運営で必ず覚えとくべきCPAとは?
CPA(シーピーエー)
Cost Per Acquisitionの略で、顧客獲得単価の事です。
例:ホットペッパービューティー月額(60,000円)÷新規人数(6人)=CPA10,000円
広告費用が金額が全然違う
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大手サロンではホットペッパービューティーとGoogle広告(リスティング広告)が広告費用で占める割合が多いです。
会社によってはポータルサイトだけではなく、効率よく集客する為にGoogle広告(リスティング広告)を専門の会社へ外周している場合もあります。
✔毎月の広告費用の例
・ホットペッパービューティー40万円
・Google広告(リスティング)30万円
毎月70万円も広告費用をかける場合もある
※地域によっても違いますが1店舗の例です
大きなキャンペーン
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新規集客を増やす為に大幅な割引を行っているケースも多いです。
近くの大手サロンがそのようなキャンペーンを打っていると、自分のサロンにお客様を呼ぶ事が難しくなる場合もあります。
✔大手フェイシャルサロンの例
毛穴ケア2回フェイシャルメニュー
・通常:22,000円
・初回:2,200円
※初めてのお客様限定
専門部署で徹底的に管理している

大手サロンは部署ごとで徹底的に管理をしている場合が多いです。
✔専門部署や役割
・広報(マーケティング部署)
・現場責任者(エリアマネージャーや店長)
・教育部署(教育やスクール)
広告の場合ですと「マーケティング部署や広告部署」で徹底的な管理をしています。
店舗ごとの予約数はもちろんですが媒体ごとの新規件数やCPAなども管理をしている企業が大半です。
店舗数も多いとその分の実績やノウハウも蓄積されています。
専門の部署で連携している

大手サロンの強みは「売れる仕組み」ができている事です。
広報は広告の知識やデータがあるので効率いい広告をだせて、現場は新規のお客様をコース契約に繋げるノウハウを持っています。
新規のキャンペーンを実施する場合も互いの部署の責任者が話し合って決める事がおおいので「効率のいいキャンペーン」を作る事ができます。
✔キャンペーンを実施する時
・新規件数が多いメニューを作る
・契約率が高いメニューを作る
※広報と現場で協力する
具体的に例だと

新規のキャンペーンを作りたいのですがこの「キーワード/毛穴改善コース」の方がいいと思います。てん鳥どうでしょうか?

施術できるスタッフも多いのでそれでいいと思いますよ。
現場にも指示を出しておきます。
よーし。コース契約をたくさん取るぞ!!
✔キャンペーンメニューを決める
メニュー名:毛穴改善コース
通常価格:11,000円
新規限定:2,200円
数か月後に話をする

新規の目標件数にも行かなくて、キャンペーンから「コース契約に繋がる件数が少ない」ですが現場での意見はどうでしょうか?

現場に確認してみます。
✔問題点を話し合う
・新規件数もあまりとれていない
・契約率が低い
- Qエステサロンの契約率とは?
- A
エステサロンの場合、キャンペーンなどで新規で来店したお客様が「コース契約に繋がる確率」をデータとして取っています。企業によって呼び方はさまざまですが「契約率/成約率」と言う事が多いです。
現場の意見も確認する

なんでコース契約に繋がらいのでしょうか?

施術のは喜んで頂いているのでメニューは問題ないと思います。1回だと肌質改善されているか分かりません。オススメ出来る機会を増やす為に「2回」にしてみてはどうでしょうか?
現場の意見も参考にしてメニュー変更を考える

現場での意見が「2回」に変更してほしいと言っていました。わたしもその意見に賛成ですがどうでしょうか?

新規件数も増やしたいので「2回で2,200円」でしたらどうでしょうか?

それはいいですね!!それで行きましょう。
✔契約率が高いキャンペーン
メニュー名:毛穴改善コース(2回)
通常価格:22,000円
新規限定:2,200円
- 1回目の実施毛穴改善コース(1回)11,000円→2,200円
新規件数が少ない、契約率も低い
- 責任者会議問題点の確認
広報と現場責任者で問題点を確認する
- 2回目の実施毛穴改善コース(2回)22,000円→2,200円
新規件数が多い、契約率も高い
- 責任者会議結果を確認
2回に変更して改善されているのでデフォルトのキャンペーンメニューにする
1人で300万円売り上げている人もたくさんいる

新規のキャンペーン価格を下げると次回予約やコース契約に繋がりにくい傾向にあります。
大手サロンはクロージングが強い人(契約率が高い人)がカウンセリングやコースを進めるのでCPAが安くなります。
新人は施術をする傾向に
契約率が高いスタッフはカウンセリングや契約だけ、施術は新人など業務を分ける事で効率よく回る仕組みができています。
大手サロンでは「広告部署と店舗やりエリアマネージャーと連携している」場合も多いです。
ひとり(個人)サロンが大事な事は?

大手サロンは先程紹介したように広報と現場でより新規件数が取れるメニューを作っています。
さらに優れたスタッフがコース契約に専念している傾向があるので「同じターゲット層を狙う」事はあまりオススメしません。
ひとり(個人)サロンでは大手サロンにない強みを出して「ターゲット層を絞る」方がいいです。
大手サロンを調べて差別化を図る
なぜ、大手サロンの調査は必要なのでしょうか?
大手サロンを調べる事は「そこのサロンとの差別化」に繋がります。
大手サロンと同じお客様を狙っても新規集客は難しい可能性があります。サロンの調査をしてよりコアなお客様にアプローチする方が集客やリピート繋がります。
差別化のメリット

いままで多くのサロンを見てきましたが、利益を出しているサロンは「差別化ができている」事が多いです。
差別化が図れると少ない金額で集客ができたり、価格競争にも巻き込まれにくいサロンになるので差別化する為にも「大手サロンの調査」はオススメです。
✔差別化のメリット
・広告費用を抑えられる
・リピート率に影響する
・価格競争に巻き込まれにくい
- ステップ1自分のサロンの強みを書き出す
・サロンの出店場所
・サロンのジャンル
・サロンのメニュー
・ターゲット層
・自分の経験や経歴 - ステップ2インターネットで調査をする
・ホットペッパービューティーで調べる
・Googleで調べる - ステップ3詳しく調べたい場合はサロンに行く
・サロンを事前に調べる
・お客様として行ってみる - ステップ4差別化を図る
✔差別化のメリット
・大手サロンに無い物を書き出す
・自分で出来る事を書き出す
まとめ

大手サロンは広告費用をたくさんかけているので近くに出店すると新規集客は難しくなる可能性が高いです。
それだけではなく、部署ごとでの徹底した管理や組織全体でお客様が来て頂きやすい環境も出来ています。
✔大手サロンの強み
広告費用をたくさん出している
専門部署で徹底管理している
・広報(マーケティング部署)
・現場責任者(エリアマネージャーや店長)
・教育部署(教育やスクール)
部署との連携
最強スタッフがいる
ひとり(個人)サロンでは、広告費用に限りがあるので。サロン運営を成功させる為にも大手サロンの調査と差別化が重要になってきます。
✔差別化のメリット
・広告費用を抑えられる
・リピート率に影響する
・価格競争に巻き込まれにくい
簡単にインターネットで調べる方法やよりサロンを詳しく調べられる方法もご紹介するので、「ハッピーサロン」で、サロン運営成功に役立てて頂けたら嬉しいです。
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